北朝鮮の金正恩氏、中国で習主席と再会談

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金正恩氏、中国で習主席と再会談

北京(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が米国のトランプ大統領との首脳会談を前に、再び中国を訪問して習近平(シーチンピン)国家主席と会談した。

中国外務省によると、金委員長と習主席は7日と8日の両日、中国北東部の大連市で会談した。両首脳が顔を合わせるのは、3月下旬に北京で行われた会談以来、2度目となる。この会談は、中朝の関係改善の兆しと受け止められていた。

北朝鮮の朝鮮中央テレビによれば、金委員長は7日に専用機で大連に到着し、王毅外相ら中国高官の出迎えを受けた。

中国国営新華社通信は、習主席が金委員長の歓迎レセプションを開き、海岸沿いを2人で散歩したと伝えている。

中国外務省によれば、習主席は、金委員長が南北間の対話を通じて朝鮮半島の緊張緩和に貢献したことを評価。一方、金委員長は非核化の条件として「関係国が敵対政策を廃止し、(北朝鮮に対する)安全保障上の脅威を解消する」ことを挙げ、米国を牽制した。

金委員長とトランプ大統領との会談は、5月下旬か6月初旬にも行われる見通し。英国の元北朝鮮代理公使ジム・ホアー氏によると、金委員長はこの会談を控え、習主席に助言を求めたと思われる。

中国国営メディアによれば、今回の首脳会談には金委員長の妹の金与正(キムヨジョン)氏や、中国の王滬寧(ワンフーニン)・政治局常務委員ら高官が出席した。

ホワイトハウスの発表によると、中朝首脳会談の発表を受けて、トランプ大統領は習主席と電話で会談し、朝鮮半島情勢や中朝首脳会談について話し合った。この中でトランプ大統領と習主席は、「北朝鮮が核ミサイル開発計画を恒久的に破棄するまで、対北朝鮮制裁を継続することの重要性について一致した」としている。

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